1歳息子が停留精巣(睾丸)手術をした話

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こんにちは。

年末、1歳の息子が停留精巣の手術をしました。親のほうが不安でたまらなかったのですが、無事に手術を終えましたので、入院や手術の様子を書きたいと思います。

この記事では、停留精巣の診断から手術・入院の流れをお話しします。

同じ診断を受け不安に思っているママやパパに読んでいただき、少しでも不安な気持ちが解消できれば嬉しいです。

停留精巣(睾丸)とは?

停留精巣とは、おちんちんの下のふくろ部分(陰嚢)の中に精巣(睾丸)が入ってない状態です。

生後、半年くらいまで様子を見て、自然に降りてくることが多いらしいのですが、1歳になって降りてこない場合は、それ以降自然に降りることはないので手術が必要です。

昔は、もう少し年齢が高くても大丈夫だったようですが、今は早いほどいいそうなので1歳のお誕生日ごろに手術することが勧められています。

なぜ手術をしたほうがいいの?

将来、不妊と精巣がんになるリスクが高くなると言われました。

精巣は通常、おちんちんの下にぶら下がっていますので体温が少し低く保たれています。停留精巣だとお腹の中にあるため温度が高くなってしまいます。そのため、上記のリスクが高くなると言われました。

精巣がんに関しては、手術をしたからリスクが下がるというわけではなく、精巣を降ろすことによって自分で触れるようになるので、変化に気付くことができます。精巣がんは早期発見で治る病気らしいので、気を付けることができます。

手術が決まるまで

息子は、出産した産院を退院するときに先生から「片側だけ停留精巣だね。降りてくる可能性があるから、また小児科で相談してね。」と軽い感じで説明を受けました。

入院中は何も聞いていなかったので、退院時にそのことを聞き「停留精巣って何?重大な病気なの?」と不安になりましたが、先生も軽い感じで言っていたし、たまにそういう子はいると聞いたのでそれほど深く考えていませんでした。

小児科でも相談し、予防接種の際などにその都度診てもらっていましたが、生後半年くらいになったとき、「降りてきていないので、一度総合病院の泌尿器科で診てもらってください。」と言われました。

紹介状を書いてもらい、総合病院の泌尿器科を受診しました。停留精巣についての説明を受け、1歳まで様子を見ましょう。とのことで、誕生日あたりに次回の予約をとって帰りました。

そのあとは、お風呂あがりに様子を見てましたが、片側だけ袋にたまたまが入っていない状態は変わらず。

こうして1歳のお誕生日がきて、手術することが決まりました。

入院中の様子

手術は今すぐに緊急でしなくてはいけない!わけではないので、我が家の場合は上に小学生がいるため冬休み中にすることにしました。

手術の予約を入れて、ついに入院当日がやってきました。

13時に入院のため病院に行き、手続きをすませます。感染症予防のため、付き添いは私1人しか入れませんでした。

手術は風邪などをひいていたら延期になると言われていました。麻酔などの影響で肺炎になってしまうリスクがあるからだと説明を受けました。

息子は少し前から下痢が続いており、当日小児科で血液検査と浣腸をしました。これですっかり警戒してしまい、大泣きの息子。

そのあと入院の部屋で、看護師さんがカーテンを開けて入ってくるたびに、しがみついて怯えていた息子でした。

検査結果は問題なかったので入院手術は予定通りとなりました。

この時息子はまだ夜間、数回起きておっぱいを飲んでいたので手術前に何時まで飲んでいいか、入院までに電話で確認していました。

おっぱいがないと泣き叫んで寝ないので私はそのことが不安で。

手術当日の朝6時までは飲ませてよい、とのことだったので、いつも通りに夜間授乳をしました。

いつもも結構起きますが、今回も1時間置きにぐずぐず起きて添い乳していましたので、私はなかなか寝れませんでした。

部屋は大部屋で、もう1人赤ちゃんが入院しており、うちの子がうるさかったら気を遣うなー、と差額ベット代がかかる個室にするか迷いましたが大部屋を選びました。

その赤ちゃんも、何回か起きて泣いていたので、お互い様だからいいか。とあまり気にしていなかったのですが、途中からそのお母さんのいびきがすごくて、これまたなかなか寝れませんでした。

気になる人は多少料金がかかっても、個室にすることをおすすめします。

手術当日

いよいよ手術当日です。なかなか寝つけませんでしたが、朝6時ごろ看護師さんが血圧を測ったりするのに部屋に来ました。

私がトイレに行くためにベッドから離れるだけで泣くので、今のうちに顔を洗ったり身支度を済ませます。

7時ごろに点滴をしました。9時になったらベッドごと手術室に移動します。檻に入った動物親子のように私も一緒にベッドに乗って移動しました。

麻酔をかけられて眠ったら私は外に出て、控え室で待ちます。ここからの時間が本当に長くて不安で涙が出てきました。

2時間くらいで手術は終わりましたが、ただただ祈りながら待っていました。

手術が終わって、先生が出てきてくれて、説明をしてくれました。目覚めるまでまだあと少しかかりますからねー。と言ってくださり、とりあえず手術は無事に終わって安心しました。

しかし目覚めるまでは、ずっと不安でした。やっとベッドで運ばれてきて、目覚めた息子の顔を見て本当に安心しました。

まだボーっとしていましたので、また私もベッドに入り、病室まで運んでもらいました。

退院

今回は2泊3日の入院でしたがの、手術が終わって翌日には退院できました。

傷はお腹の横のあたりと、たまたまに小さな傷があります。お腹の傷は、抜糸はなくテープを貼ってくれていました。お腹の傷は、思春期になって毛が生えてきたら見えないから、と言われました。

退院2週間後に、外来受診の予約をして退院となりました。

終わりに

今回は、停留精巣手術をした時の様子や流れをまとめました。

はじめて病名を聞いたとき、停留精巣って何?って不安になりますよね。

私は、ママ友や子育て支援などに行った際に、息子の停留精巣のことを話していました。親戚のおばさんとかにも。

すると、案外同じ子がいたりして、

「うちの子も昔、手術したよー。」「知り合いで手術した子がいたよ。」などと、体験談が聞けました。

いろんな人に話してみると不安が和らぐかもしれません。

小さなお子さんの手術は、本当に心配だと思います。少しでも、同じ状況にいる保護者の方に読んでいただき、参考になれば嬉しいです。

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